先日のブログでもご報告していたように
英検1級を受験してきました。
正直皆様に
「ベストを尽くしてきました!」
と笑顔のご報告をしたかったのですが、
実は予想外のことが起きてしまいました…(涙)
試験後から
あ~こうすればよかった…
失敗した…
と後悔ばかり。
その晩は勉強やストレスから解放され
家族団らんの時間を楽しんだ後、
早めに寝たのですが、
3時間ほど眠ったあと、
目が覚めてしまい眠れませんでした…
頭の中では、
なんでこうやってしまったのだろう…
あれ、やっちゃったな~
う~ん、悔しい
という後悔の念が後を絶ちません…
そこでこの眠れない時間を使って
今の想いをまとめてみることにしました。
長くなりますが、お付き合いいただけると嬉しいです💖
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さて私が最後に英検、準1級に受かったのは
高校2年のとき。
あれから20年以上。
今回の受験を通して得たこと・学んだことがたくさんありました✨
その中で主なものを5つご紹介♪
一番大きかったのは
①試験勉強はそれだけで自分をレベルアップさせてくれる!
実は準1級まで試験勉強をせずに合格できたので
この年まで英検の試験勉強をしたことがありませんでした(笑
実は大学生の時にも一度英検1級に挑戦したことがあるのですが
もちろん過去問すらほぼ確認せず、
つまり全く試験対策をしないまま受けて
見事に不合格。
この時に英検1級の厳しさを体感し、
今回の受験に当たっては
初めて英検の試験勉強をしたわけです!
そして試験勉強というのはそれだけでも自分の英語力を上げてくれるものだと実感!
ボキャブラリーが増えたので、日常のエリック先生との会話もこれまでに使わなかった単語を使えて楽しい♪
海外ドラマや映画の英語も前よりどんどん意味がクリアに入ってくる♪
だから合格・不合格も一つの指標ですが、
合格に向かって努力するだけでも十分意義があることを体感しました✨
英検受験をきっかけ・目標に勉強する、というのも英語力を上げるのにとてもおススメ!
続いて
②試験対策の誤解・落とし穴を発見
仕事をしたり、家事をしたり
生活している中でまとまった時間をとるのはかなり難しいため、
時間のあるときに、大問ごとに時間を図って練習していました。
大問1(25問)は10分、長文は1問(問題数3つ)ごとに6分など。
この計算だと長文に30分~40分たっぷり時間が取れるだろうと予想していたのですが、
通して問題を解くことに正直慣れていなかったことを反省。
そもそも1級の試験は筆記が100分、リスニングが約40分と約2時間20分!
とても長い!
この間ずっと集中力を持たせる練習はほぼしてこなかったので
窓から聞こえる野球部の声も気になるし、
もう疲れて集中できない。
実際の試験にできるだけ近い形で、通した練習をすることはやはり大事だと思いました!
③満点は狙うのは危険!ダメ、絶対(笑)
これは人にも寄るのかもしれませんが、私の場合はダメです。
これまでいくつか過去問を解いてきて
旺文社の『英検(R)過去問集シリーズ』
「自動採点サービス」を利用した記録を確認してみると
以下のような正答率でした。
9月4日 英検 1級 2021年度第1回
▼技能ごとの正答率▼
リーディング: 90%
リスニング: 88%
9月11日 英検 1級 2020年度第3回
▼技能ごとの正答率▼
リーディング: 95%
リスニング: 96%
9月23日 英検 1級 2020年度第2回
▼技能ごとの正答率▼
リーディング: 90%
リスニング: 100%
10月2日 英検 1級 2020年度第1回
▼技能ごとの正答率▼
リーディング: 97%
リスニング: 92%
リーディング・リスニングそれぞれ70%の正答率が合格の目安で
ライティングは採点不可なので含んでいませんが、
最近は正答率がリーディングもリスニングも
初見の問題でも100%やそれに近い数字が出ていたのと、
回答時間も十分余裕があったので
正直、合格は確信し、
満点も狙えるかも?!という気持ちになってしまっておりまして (笑) 、
そうしたらテスト当日に
1つも間違えないように、という気持ちから
いつもより慎重に解いてしまい
気が付いたら時間が…足りない?!
そうしたら焦ってしまい
もう集中できません(笑)
だから満点は結果としてはいいけれど
狙うのは危険だと知りました。
過信するべからず!
④試験にメンタルはとても大事。
試験というものから離れて早20年。
試験という場はとっても緊張する!と体感!!
最近自分の子どもたちにも初めての英検に挑戦させましたが
受験する子どもたちの気持ちへの理解が増しました♪
試験を受けるというのはとても緊張するものです。
試験会場に無事に行けるかな?
長時間だし、お手洗い大丈夫かな?
問題全部解けるかな?
色々な心配・不安の中で、実力を発揮するのは簡単なことではありません。
だから親として試験を控えた子どもへのできるサポートは何なのか?
受験生が周りに協力してほしいこと
など、自分が今一度受験生になったからこそ、
その気持ちがより理解できたような気がします♪
⑤試験慣れは大切
よく受験でも本命の前にいくつか第2志望や私立を受けたり、というのはありますが、
やっぱりそういう「試験慣れ」というのは意味があるし、とても大事。
私も試験が20年ぶりなので、慣れない、慣れない…
今回特にリスニングの音声が
家のパソコンで聞いていた音と全く違うことに衝撃…
具体的にいうと、音がこもっていて、割れる感じもあり、
しかも席が一番後ろのせいか少し小さめに感じ、
聞き取りやすいとは言えない…
う~ん、大丈夫かな?
手を挙げて言おうかな?
とも思ったのですが、誰も音の質や大きさについて
試験監督に発言する方がいらっしゃらないので
神経質な人って思われるかな(笑)、と思ってしまい
しかも自分が教室に入ったのが一番遅かったのもあり
挙手する勇気も出ず、そのままやることに。
次回以降の対策としては、席は自由に選べるようだったので
早めに行って前の方の席に座るようにする、というのもいいと思いました。
また時間配分を誤ったりする経験も一度することで
次回はこうしよう!と思えることができるので
失敗は次なるステップの糧!
経験を積むことは大事!と思いました。
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そして最後に、「自分を知ること」もとても大切だと思いました。
今日痛感したのは
「私はプレッシャーに弱い」
正直本日の結果はボロボロです。
狙っていた満点どころか
合格すら危ういです。
まさかそんなことにはなるとは思ってもいなかったので、
自分のベストが尽くせたとも、
実力が発揮できたとも正直、本当に情けないことに言えません。
応援してくれたみんなに本当に申し訳ない。
ごめんなさい(>_<)
でも試験で実力を発揮できなかったことを含めて
それがあなたの本当の実力なのだ、
と言われれば、う~ん…そうなのかも、とも思います。
だからそんなプレッシャーの中でも合格できるくらいの、
満点を常にとれるくらいの勉強・練習を積み重ねて
合格できたら、それがまた自分の実力になるのかもね、
なんて気持ちでもいます♪
正直、不合格だった場合、また1年後にでもチャレンジすればいいじゃん♪という気持ちと
今回は不運が重なっただけでもう英語力的には自分は合格レベルはあるから(自己判断ですが…笑)、
もうこんな長い時間拘束されて、辛い思いをするのはたくさん、という気持ちもあり。
ちなみに今日の英検1級受験者は1クラスに25名程度いて、
2クラスほどあったようでした。
1級の合格率が10%程度らしいので、
50人いて5人しか受からない…
あの散々な回答でその5人に慣れる気がしない…
でも努力をすればきっと合格はできますが、
英検1級の道は簡単ではないことは確かです!
というわけで長くなってしまいましたが、
まとめますと
今回の合否はわかりませんが、
受験を通して、自身の英語力がさらに向上したことは確かですし、
試験にあたる心構えや試験そのものへの理解が、久しぶりに受験生になることで実際に体感できたので、
英検対策個別指導などで受験を控えている生徒さんの指導に役立てることも増えたと思いますし、
今後はさらにより良い指導ができることを確信しております♪
私がこの受験をきっかけに成長したことは確か!
受験にあたり、応援してくれた皆様はもちろん、
こんなおっちょこちょいの私をいつも温かく優しい笑顔で見守ってくれる家族にとても感謝しています💖
Thank you, everyone!
以上、Miwaの英検受験後記でした✨