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DIYで建てた家 コーンウォール・イングリッシュ 前橋市の英会話教室 Cornwall English

DIY Building

【707日間。DIYの家づくり】

ご存じの方も多いかと思いますが、お教室のあるキャンプ・コーンウォールの建物はエリック先生がDIYで建てました。

Eric built the house.

2013年9月に建設工事を始めてから2015年8月の引っ越しまで101週間、707日。

It took 707 days.

その間、基礎工事と浄化槽の設置を理解あるご近所の工務店さんにお手伝いしていただいた(その節はありがとうございました✨)のと、クレーン車と大工さん1名を半日借りた日以外、エリック先生ほぼ一人で全ての作業を行いました。

引っ越しもアパートの立会を決めていたのでその日になっていますが、実はお風呂を設置するのが、がんばっても間に合いませんでした…💦
まぁ近くに温泉あるみたいだし、なんとかなるでしょ。

というか、しなくてはいけなかったのです。そんなことだらけです。

でも有難いことにそれを知ったご近所の方が使っていいよ、とお風呂ができるまで1週間ほどお貸ししてくれました💖

シャワーと浴室の床ができたのはその5か月後。

We didn’t have a shower or a finished tile floor for 5 months.

それまでバスタブのみの生活(笑)

しかもせっかくお風呂で洗ってきれいになった足に一度モルタルのかけらをつけないと浴室から出られない(フロアタイル工事施工中のため)💦

私たちはこの土地を探すのにも5年くらいかけて、その間、エリック先生は建築関連の本を何冊も読んで、こんな家にしたいというのを夫婦で色々話し合い、プロで有名な建築家にも会いましたし、○○ホームの展示場に行ってプランを作ってもらったりと2年間くらい確か23社以上とやり取りをしましたが、私たちの建てたい家を私たちの予算で建てられる人・会社が残念ながら…なかったのです💦

選択肢が他になかったので、欲しいものを妥協するのではなくて、欲しいものを得るための方法が唯一「自分たちでする」だったので、大変ですが、それを選びました。

あの707日のことを思い出すと、今でも涙が出そうになります(>_<)

アメリカから個人輸入した建材が、コンテナに収まらない…💦

もう1台手配することになって予想外の出費。

Oh, no…

はるばる届いた建材が、港から群馬に届いたものの、

現場まで道が狭くて上がれないので、1キロほど離れた場所でおろしてから運ぶことに。

What?

さらに資材が重すぎるものがあり、どうしてもコンテナから出せず、時間切れで建材を乗せたまま、そのコンテナが泣く泣くまた港に戻ることに…?!

No way!

1日で終えるはずの作業代と輸送代が、もう一日かかり…と建材が届くだけでもこれだけの困難がありました💦

さらに建材が届いたあとの作業中も、例えば屋根工事の時に嵐が来て、エリック先生が資材が濡れないためのブルーシートが風ではがれてしまうのを一人で直しても、また飛んでしまってどうにもならない💦という状況報告を電話でもらう…

私も小さい子どもが3人いて置いていけない…

何も手伝ってあげられない…だれか~!助けて~(涙)

エリック先生はあまりの過酷な作業のため、家に帰ってきたあとも手がガクガク震えて止まらないし(寒くてじゃないです、全ての釘を手で1つ1つ打っているから手がもう限界で)、痛みで眠れない夜もあり、見ているこちらもつらい(>_<)

毎晩多量のタイガーバームを体に塗っていました。

家じゅうタイガーバームくさいのですよ(笑)

でも自分で選んだこと。

エリック先生は一人でそのプレッシャーを感じ、自分に厳しく、日々まさに自分自身と色々な感情と戦っていたのだと思います。

異国の地で家族も友人もなく、頼れるのは自分だけ。

ちなみに英会話レッスンを継続しながら休みの日に家を建てる作業をしていたため、その2年間ほぼ休みなし。

家族団らんというような時間もありませんでした。

レッスン準備と寝るためだけに家に帰ってくるくらいで、家族で一日一緒に過ごすというのはほとんどありませんでした(>_<)

だから今、家族一緒にいられるだけでも毎日幸せです(^-^)

ちなみに普通、家を建てる工事は3か月くらいです。

資材を買った会社からもその位だと言われていたので、私も一人だけれどその位だといいな~と思っていたのですが、一人で作業するというのは、本当に想像がつかないくらい大変なことでした💦

だから決しておすすめはしません!

仮設トイレや足場のレンタルも延長料金かかりまくり…💦

大きい資材を一人で運ぶのでポキッと折れてよく破損するのです。

全ての作業を一人で行うと言うのは、まず通常大工さんが二人以上で作業するものを「どうやったら一人でできるか」と頭を使って考えるところから始まるわけで、一人で作業可能にするための道具を都度作るとか、もう時間がかかってかかって…💦

とちょっと長くなってしまいましたが、本当に色々な困難、様々なトラブルがありまして…

でもそれらを全部乗り越えてきた✨

その道のプロに「え? 釘、手打ちでやるの? 無理、無理!」と笑われても、やってしまったのです✨

何度もムリかも…夢で終わるのかも…と思った家に今、毎日暮らすことができて「あ~幸せ💖」と毎朝の掃除もルンルンでしています♪

どの部屋にいてもエリック先生の家族への愛を感じるのです💖

見えるもの一つ一つ、すべて、家族のことを想って建ててくれた家💖

ココは小さな子にも危なくないように、ココは読書好きな家族が景色を楽しみながら本を読んでくつろげるように、と考えて作ってくれているから、もう24時間365日愛を感じるわけです💖

本当に居心地が良くて、快適で大好きなお家です(^-^)

実はまだ完成していないところもあるのですが、住みながら少しずつ良い方向にどんどん変わっていく、そんな変化も楽しめるのがまたいいところです♪

皆さんもそんな温かいキャンプ・コーンウォール、ぜひ遊びにきてくださいね(^-^)